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日本民家の再生で地域歴史の息吹を残す

旅館かと屋 木造2階建改築築工事 小美玉市 2003

コンセプト

 築240年ほど続く旅館(旧館)を民家としての再生。2階建の建物を持ち上げ、基礎を造り、土台を載せた後、再び建物を降ろす『揚屋』をしています。間取りは変えず、階段の付替、耐震壁を増築。床には檜材を張り、壁は漆喰塗りにしました。
 この再生を通し、日本家屋ならではの暗さや落ち着きがかけがえのないものであり、昔の精神的な息遣いもまた、住空間には必要ではと思いました。同時に、これから住む人の理想の家へと直すことも大切で、物と一緒に昔の気持ちをつないでいくことが再生のポイントだと思います。

コンセプト

所 在

小美玉市

敷地面積

624.79㎡(188.99坪)

建築面積

164.53㎡(49.77坪)

延床面積

279.10㎡(84.43坪)

構造・用途

木造2階建て(伝統工法)

概 要

1F 玄関、客室、リビングダイニング、キッチン、食品庫、和室6帖、浴室洗面所、トイレ、クローク
2F 主寝室、子供室A・B・C、トイレ、納戸

竣 工

2000年 4月

施 工

仲田鋼建㈱

設 計

㈲吉田建築計画事務所

家族構成

ご夫婦+子供2人

その他

 
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