大正13年、小美玉市内に創建された平屋建ての民家。周囲には同様の民家も点在し、落ち着いた街並みを形成しています。戦後に増築された部分は減築し、創建当初に戻すとともに、現代の生活スタイルや将来のご家族構成を視野に入れたプランとして再生しました。
建物をリフトアップ、基礎を新設、土台も新しく交換し、安全性・耐久性を高めました。
創建時の柱・梁等の構造材を生かし、古民家の持つ雄大な雰囲気をそのままに、作り込まれたお仏壇や神棚は新たな場所に移設致しました。当初の和室に設置されておりました巧妙な造りの欄間は、リビングの間接照明として新たな役割を加えて再生されました。
リビングでは、建物の雰囲気に合わせて木製サッシを取り入れ、お庭への開放感を高めました。また、天井は既存の梁が見える高さに設定し、開放感のある空間の中に、重厚な梁がアクセントとなりました。
住み継いで来られたご先祖様の想いや、現代では再建が難しい、創建当初の材料・技が生み出す建物の魅力を引き継ぎつつ、これから住み継いでゆく方々の想いも大切に、心地よさや快適性、安全性を兼ね備えた民家へと生まれ変わりました。

























