
自然の中で子供を教育することが理念。子どもたちが安心できる場所づくりを心がけた「豊かな園舎」。自然と一体になれる空間こそ、生活するのに一番安心できる場所だと考えました。
明るい光がさし込み風の通る園舎は、子どもたちが元気に走り回れる空間。自ずと健康と情操を育みます。園庭と一体の大きなテラスは運動場やランチル-ムに。冬には透明なスクリーンを閉めるとポカポカのウインタ-ガ-デンに早変わりです。建材には地場産材の杉や檜、壁には珪藻土を使用しています。化学物質のない室内は、子どもたちの肌に触れても、床に寝ころんでも安心です。
のびのび遊び、走り回れる空間と子供の健康そして、子供達がいつか大きくなったとき、ここを懐かしいと思ってもらえるようになればと思います。

教室やテラスへ高い窓から明るい光が燦々と差し込み、フレッシュな風が通り抜ける。子ども達が元気に走り回れる空間は、自然に健康と情操を育みます。
(左)4~5才保育室(右)0歳保育室、畳部分はほふく室。
園庭に開いた大きなテラスは、子ども達の運動場やランチルームに。寒い冬は、透明なスクリーン雨戸を閉めて、ポカポカのウインターガーデンになります。テラスには庭から直接入れるシャワー室と更衣室があるので、いっぱい遊んで汚れても大丈夫。
明るく清潔感のあるトイレ。こちらのトレイは3~5才児を通して使えるよう中央に配置。教室からもテラスからも入れるようになっています。
どことなく懐かしい感じのエントランス。屋根には風見鶏を設置しました。園庭と一体感を持たせたテラスは0~1才児でもハイハイで昇り降りできます。
食育を重視し、給食室を中央に配置。調理する姿を見ることができ、子ども達が食べることに関心が持てるようにしました。
(左)エントランスのすぐ脇にある多目的コーナーはお母さん同士のコミュニケーションの場です。(右)保育士休憩室に設けた書棚。たくさん収納でき、本の管理がしやすくなりました。
南東向きL字型の木造平屋建。建材は地場産の杉、桧を柱・床・腰壁外壁に。壁は珪藻土を使用しました。構造材にもたくさんの地場産木材を使用、地元の大工職人の伝統の技も活かされています。

そとの保育園 藤枝節子 園長
「園舎を建て替えるなら、木造で現在のような設計にしてほしい。」
親の要望でもあった園舎建設の計画は設計士探しから始めました。ネットで全国各地を探していたところ、当市に木造にこだわって設計している吉田さんとの出会いで、それは本当にラッキーでした。
園舎と園庭が一体となっている空間と、子どもに優しい環境をと、壁や床にまで徹底して積極的な提案をしてくれました。私にとって床に裸足でごろんと寝そべって遊ぶ子どもたちの姿を見るのは至福の気分です。